今夏の芝生化に向けて、杉並区立和泉小学校まで芝生管理の研修会に行ってきました
とても良い天候にも恵まれ、芝生委員会(仮称)メンバーにて学んできました。
現状況は目土を入れた直後につき、全体に砂をかぶった状態でしたが、下には休眠中のティフトン芝のランナー(薄茶色のもの)がしっかりと走っております。緑の葉部分は冬芝になります。
和泉小学校のGP(グリーンプロジェクト)メンバーさんにより、おおまかな通常の手順をレクチャー頂きます。
1、全員にて全体のゴミ広い
芝刈りの際に機械の歯を傷めないように小石、枝、葉などを拾い集めます。
2、手動の芝刈り機の扱い方、手順、進行方向等を学びます
3、列になって進みます。
この時期は芝の成長も遅い為、刈り込む必要性のない日でしたが、
今回は我々の体験の為、特別体験。
芝が無いように観えますが、芝目土をかぶった状態です
4、補修の勉強
傷んでいる箇所の補修用に、元気なグランドの隅っこからホールカッターにて切抜きます。
5、切抜いた芝。丸く奇麗に取れました
6、下は生徒達が育てている補修用の冬芝(ぺレニアルライグラス)です。毎年秋頃に種から育てております。基本的に補修用に育てているのはこの冬芝のみになります。
子供達はこの芝が成長すると自分の工作用ハサミでチョキチョキと刈り込みをこの状態で行って、補修用に出番を待ちます。
ティフトン(夏芝)は夏場、地面を横方向にグングンと育っていく種類ですので、夏芝を補修用にペットボトルでは育てていないそうです。よほどの事が無い限り、移植して補修する事は少ないようです。この冬芝は稲のように株から上方向にしか大きくなりませんので、傷んでしまった箇所はハゲたままになってしまう為、移植する必要がある訳です。
7、ここが補修する移植先。傷んでいる箇所を20cm少々掘り下げて、まず砂を敷き入れます。
ズブズブになるくらい(田植えが出来そう)水を差し込んだ所です。
8、そこへ先程、切り取った芝を密に並べていきます。上でも書きましたが冬芝は横方向には広がりませんので隙間が出来ないようにギュウギュウと詰め込みます。
9、表面に砂をかけ根元を保護し、肥料を調味料のようにパラパラとして完成!
10、最後に会場の備え付けのスプリンクラーで派手に水まき。水を吸って青々としていきます。
11、水の浸透速度測定器(毎月1回)
簡単な作り(使い方も至ってシンプル)でしたがお高いそうです、、。
芝生の土台の硬さを調べ、エアレーション(芝生に元気を与える為に、土中に空気穴を開けます)の必要性を確認していきます。
だいたいここまで多くのレクチャーも含んで今回は1時間程。人数さえ揃えばいたって簡単に終わってしまう印象が有ります。但し冬場の為、芝生の成長が遅いために簡単にいきましたが夏場だともう少し時間がかかるかも知れません。
ちなみに我々の計画は和泉小学校のグランドの広さより約2倍の広さが有ります。
やっぱり管理現場を一度体験すると実感として違いますネ、。
広く南鶴牧小が芝生になった感覚をシュミレーションさせてもらった時間となりました